愛されオーラに包まれて
金曜日。
夜、桐生さんと"サシ"で飲みに行く日。
午前中、日下部長に手招きされ、部長のデスクに行った。
『高松さん、この伝票、正味間違ってるよ。すぐ訂正伝票作って計算部に持って行って』
と、私が作った伝票を渡された。
「はい。すみません!すぐやります!」
あれ、マニュアル通りのパターンで入力したつもりだったのになぁ。
その指摘にすぐ反応したのが、玲奈さん。
『どう間違えたのかなぁ?』
と、私が持っていた伝票をヒョイと取り上げた。
そこへ、桐生さんが私の横に来て、何か話したそうだ。
書類を持っているから、私的な用事でもなさそうだし…
でも今は、玲奈さんと話さなくちゃ。
結果的に桐生さんを放置していると、桐生さんは私の右隣の空きデスクの椅子に座った。
そんなことはお構い無しに、伝票を見て考えていた玲奈さん。
『多分、マニュアルと正味パターンの一覧があまりにも見辛いんだろうな。これだと、遥香ちゃんが間違えても無理ないよ。マニュアルと一覧、作り直そうね。遥香ちゃん、一回自分で作ってみてもらえる?終わったら、私が見るから』
と、伝票を返して私に言った。
夜、桐生さんと"サシ"で飲みに行く日。
午前中、日下部長に手招きされ、部長のデスクに行った。
『高松さん、この伝票、正味間違ってるよ。すぐ訂正伝票作って計算部に持って行って』
と、私が作った伝票を渡された。
「はい。すみません!すぐやります!」
あれ、マニュアル通りのパターンで入力したつもりだったのになぁ。
その指摘にすぐ反応したのが、玲奈さん。
『どう間違えたのかなぁ?』
と、私が持っていた伝票をヒョイと取り上げた。
そこへ、桐生さんが私の横に来て、何か話したそうだ。
書類を持っているから、私的な用事でもなさそうだし…
でも今は、玲奈さんと話さなくちゃ。
結果的に桐生さんを放置していると、桐生さんは私の右隣の空きデスクの椅子に座った。
そんなことはお構い無しに、伝票を見て考えていた玲奈さん。
『多分、マニュアルと正味パターンの一覧があまりにも見辛いんだろうな。これだと、遥香ちゃんが間違えても無理ないよ。マニュアルと一覧、作り直そうね。遥香ちゃん、一回自分で作ってみてもらえる?終わったら、私が見るから』
と、伝票を返して私に言った。