愛されオーラに包まれて
「なぁ遥香。俺たちはこれからはふたりの時は先輩後輩でもなく年上年下も関係ない。対等な、男女なんだ」
『うん』
「だから、会社以外は、俺に敬語を使うなよ」
『分かった。言われなくてもそのつもりだったも…』

俺は、遥香の言葉を聞き切る前に、俺の唇で塞ぐようにキスをした。

「一緒に、飛んで行こうよ」

と、俺は再び腰を動かし始めた。

『…もう、ダメ。泰河ぁ』
「俺もだ。愛してるよ、遥香」

俺がそう耳元で囁くと、遥香はそれに応えるかのように両腕を俺の背中に絡ませ、両足を俺の腰に巻き付けた。

そして、俺たちは同時に、昇りつめた―
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