愛されオーラに包まれて
遥香が顔が赤くなってきたから危ないと思って風呂を出たんだけど、遥香は不満そうな顔をした。

俺は自分はそこそこに、遥香の体をタオルで拭いてあげる。

『いいよ、自分でやるよ』
「俺がしてあげたいんだ」

吹き終えたあと、バスローブを着せてあげた。

水を飲んで、ソファーに座る俺たち。
でも、まだ遥香は不満そうだ。

「なぁ、何か不満に思うこと、俺、した?」

遥香は大きく首を振った後、

『さっき、泰河ともっとキスしたかったのに、軽いので終わっちゃったから、もっとしたい』

遥香、お前だって十分俺を悩殺させる言葉を放ってるぞ。

「今、しようよ」

俺がそう言うと、遥香が俺の膝の上に乗っかってきた。

『たーいが、大好き』

と自分からキスしてきた。
またスイッチの入る官能的なキス。

「おい、これ以上すると、最後まで止まらなくなる」
『止めなくていいもん』

俺は、そんな遥香も大好きなんだろうな。

『私、泰河のここのホクロ、大好きなの』

指差したのは、俺の左目の下にあるホクロ。

『もちろん、泰河のホクロだから、好きなんだもん』
「遥香ぁ」

そこからは、もう本当に止まらなかった。
ベッドへ移動することさえも忘れて、ソファーとカーペットの上で愛し合った。

互いの名前を呼びながら…
< 73 / 345 >

この作品をシェア

pagetop