愛されオーラに包まれて
◎同期仲間との決別~side HARUKA~
月曜日。
泰河に当然会うんだけど、先週のような迷いはなかった。
私達の関係は当然、秘密。
だけど、泰河と気持ちが通じるか通じないかで、全然会社での接し方も変わるものなのだと実感した。
だから、普通の先輩後輩として、話せる。
「おはようございます、桐生さん」
『おはよう、高松』
でも、ひとつだけ先週と違うのは、泰河の顔。
いつもと変わらないはずなのに、私には100倍、カッコよく見えた。
つい最近まで局長のことが好きだったなんてウソみたいだ。
局長を見ると、やっぱりカッコいいんだけど、ときめかなくなっている。
泰河マジックにはまった私。
玲奈さんに、
『あ、遥香ちゃん、ふっかーつ。だから今週も、ファイトだよ』
あからさまに私の変化が分かったらしい。
ランチは、朱里から誘われて社食へ行った。
ところが、そこで朱里からとんでもないことを告げられる。
『私、見ちゃったんだよね』
「何を?」
『アウトレットモールで桐生さんとアンタが手を繋いで歩いているのを』
"ゲホっ、ゲホっ"
私は定食を食べ終わって水を飲んでいる最中だったのでそれを吐き出しそうなくらいむせた。
泰河に当然会うんだけど、先週のような迷いはなかった。
私達の関係は当然、秘密。
だけど、泰河と気持ちが通じるか通じないかで、全然会社での接し方も変わるものなのだと実感した。
だから、普通の先輩後輩として、話せる。
「おはようございます、桐生さん」
『おはよう、高松』
でも、ひとつだけ先週と違うのは、泰河の顔。
いつもと変わらないはずなのに、私には100倍、カッコよく見えた。
つい最近まで局長のことが好きだったなんてウソみたいだ。
局長を見ると、やっぱりカッコいいんだけど、ときめかなくなっている。
泰河マジックにはまった私。
玲奈さんに、
『あ、遥香ちゃん、ふっかーつ。だから今週も、ファイトだよ』
あからさまに私の変化が分かったらしい。
ランチは、朱里から誘われて社食へ行った。
ところが、そこで朱里からとんでもないことを告げられる。
『私、見ちゃったんだよね』
「何を?」
『アウトレットモールで桐生さんとアンタが手を繋いで歩いているのを』
"ゲホっ、ゲホっ"
私は定食を食べ終わって水を飲んでいる最中だったのでそれを吐き出しそうなくらいむせた。