退出ライン
やっと実感が湧いて、あなたがいない日常にぶつかって、悲しさが溢れた。
何度も何度も友達に泣きついた。
泣きじゃくって、声もでなくなるほどに疲れ切った。
これを乗り越えなきゃいけないことが、あなたのいない日常で笑っていかなければいけないことが更に辛くて、いつまでも引きずっていたいとさえ思った。
そんな私はまだ幼くて、あなたのことだけを考えて、自分勝手に行動した。
いつまでも、誰よりもそのことを引きずった。
やっと乗り越えられそうなクラスメイト達の傷をえぐって、雰囲気をぐちゃぐちゃにした。
みんなが乗り越えて、あなたがいなくても笑っていられるような日常になるのが嫌で嫌で仕方がなかった。
あなたがいなくても笑っていけるなんて嫌だった。
そしてその頃から思い始めた。
そんな日常になるなら、
私もその日常になるなら、
いっそのこと、私も消えてしまおうか。