秘密のゲーム
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

思わずベッドから起き上がる。

「はぁ・・・はぁ・・・」

荒い呼吸を整えるため、深呼吸をする。

びっしょりと大量の汗が服に張り付いていた。

「あの夢か・・・」

まただ。

またあの夢を見た。

幼いころの夢。

一番思い出したくない過去。

「優・・・?どうしたの?」

隣のベッドから彼女の声が聞こえた。

眠そうな目で僕を見つめている。

「ちょっと・・・嫌な夢を見たんだ」

「そう・・・」

彼女は心配そうな顔をしていた。

彼女のベッドまで近寄って頭をなでる。

「大丈夫だよ」

「うん・・・」

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