秘密のゲーム
小さな寝息を立てて眠る彼女。

彼女の頬にそっとキスをする。

ベッドまで戻り、僕はそっと目を閉じた。


「あはははははははははは」

目の前の光景に絶句した。

ひたすら笑い続ける少女。

手に持っている物から血が滴り落ちている。

「ほら・・・優君も」

目の前に差し出された物。

「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!」

思わず腰を抜かしてしまった。

「あはははははははははははははは」

「ああああああああああああ!!!!」

少女はそのまま笑っていた。

異常・・・。

僕はその時初めて異常者を見た気がした。



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