その背中と

家に帰ってからというもの、彼のことが頭から離れなくなっていた。

絶対目あったーーーーー。

…かっこいいな。

あの短髪も、背も、大きな背中も。

なんでこんなにかんがえちゃうんだろ。

彼のことで頭がいっぱいの私は、気づけばTwitterを開いていた。

DMきてないかな…。

あ!!!!!!!!!!!!

きてる………

どうしよ、え、どうしよ!?

開くのが怖い。

なんて書いてあるんだろ?

おそるおそる開いてみると、

"ごめん!!!
送る先間違えちゃった…ごめんね(._.)"

あー、やっぱり間違えじゃん。

ちょっと怪しいけど、まあいいや♪

この時は軽い考えだった。

"私も間違えかとおもって無視しちゃったごめんね(._.)"

そう返すと2、3分後にすぐ返事が来た。

"大丈夫!まあ、これを気によろしくね笑"

"うん!あ、今日の帰り優希のとなりにいたものです笑"

"知ってるよー!こころちゃん!!!"

え、私のこと知ってるの?

こんなに目立ってる人が?

嬉しい…。

そこから私たちの会話は続いたけど、結局あっちが寝落ちしたのか、会話は終わってしまった。

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