【BL】一と金ー殿と町人の恋物語ー
一決「なんて愛おしい……」

パクッ!

思わずしゃぶっちまった!金太が上を向き、喘ぎ声をだす。快感を味わうように舌をペロペロさせた。

金太「しゃぶりながら聞いてくれ」

金太が喘ぎながら言った。

金太「俺は昔な、男と肌を重ねることになったんだ。馬具輪は昔は勢いがあったが、今は弱小な藩だからな。俺は有力な大名にウリをすることになったんだ。

結果として、ウリは成功した。だが相手をした大名が腹上死したんだ。

後で聞いた話じゃ、その大名は病を患っていてな。大名の弟さんがとりなしてくれたから俺は無実だった。

だが、それでも罪悪感は拭えず、俺は殿をやめたんだ」

一決「プハッ!そんなことが……」

金太「バカッ!口を離すと……」

ドビュッ!ドビュビュビュビュビュッ!ビュルルルルルーー!

金太のカルピスが、俺の顔面にかかってしまった!煮えたぎるようだ!
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