ヒツゼンテキ
*1*

私、特殊です。

「愛しているよ、百合。」

「私も、ずっと蒼太さんを
愛しています。」


ー昭和 1945年 4月 12日

私、百合が愛していた蒼太さんは
特攻隊として天国へと
旅立ちました。

そして
私は、蒼太さんの遺書を読みました。
そこには…。



「来世で、必ずまた一緒になろう。」


その言葉を強く強く信じました。








そして今……。
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