C校舎の城ヶ崎くん



「千代はするの?」

「へ?なにを?」

「...この流れからして告白に決まってんてしょ」

「そそそそそそんな!」





首をぶんぶん振りながら否定する。



私が城ヶ崎くんに告白したら今までの雰囲気をぶち壊してしまう!!


そんなことになるなら今のままでも十分!


むしろそっちのほうが私にとっては良いんだよ!





「でもあれよね」

「う、うん?」

「一歩踏み出さないとなにも変わらないっていうもんね」

「桃ちゃん....?」





考え込むようにして、真剣な目付きをする桃ちゃん。


私は桃ちゃんの考えていることが分からない。





「告白、する?」

「え、えぇ!?」





2回目の告白何て無理!と叫んでいたのに、この数秒間でどんな心境の変化があったのだろうか。



< 127 / 187 >

この作品をシェア

pagetop