C校舎の城ヶ崎くん


「桃ちゃん、さっきは無理だって言ったのに!」

「それはアレよ。赤信号 みんなで渡れば 怖くない。の感じで」





う、うーん?


その短歌は聞いたことがあるけど、それが何か..........?




「こ、告白するときは一緒にしよ」

「ブフッ!」





思わず飲んでいたお茶を吹いた。


桃ちゃんは「汚い」と顔を顰めながらティッシュで机を拭く。


私も口を拭きながら「ごめん」と謝り、咳払いをした。




「ど、どういうこと!?一緒に!?」

「うん。だってわたしたち好きな人いるじゃん。どうせなら2人共告白したらスッキリするかなーと」






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