C校舎の城ヶ崎くん
桃ちゃんをこんな風にしたその情報源の人…!!


桃ちゃんがキタロのこと好きって、知ってて言ったの!?


いや、知らないはずだよね、多分。


聞かれたから答えただけなんだろうけど。




「もうやだ…できない…告白なんて一生しないもん」





弱々しい桃ちゃんは、桃ちゃんじゃない!


なんとか桃ちゃんを元気つけねば!


どうしよう、何をしよう。


うんうんと悩む私は、数秒後ピンときた。


とりあえず、キタロの好きな人を見つけよう!!


そうすれば何かあるかもしれない!!





「任せて桃ちゃん!私がなんとかするから!!」

「千代…」





桃ちゃんの手をがしりと掴んで、宣言した。


私の恋なんてそっちのけで、桃ちゃんの恋をお助けするんだ!

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