C校舎の城ヶ崎くん
「も、桃ちゃんのアホーーーーっ!薄情者ーーーーっ!!」
何を隠そう、あれから私は筆箱を探していなかった。
いや、これは少し違う。
探したさ、探したんだよ。
C校舎以外は。
でも見つからなかった。
ということは、もう決まったようなものだよね。
行かないといけないみたいだよね。
きっと向こうの校舎にあるんだよね、私の筆箱…。
肩を落としながらカバンを背負い、教室の電気を消して、扉を閉めた。
何を隠そう、あれから私は筆箱を探していなかった。
いや、これは少し違う。
探したさ、探したんだよ。
C校舎以外は。
でも見つからなかった。
ということは、もう決まったようなものだよね。
行かないといけないみたいだよね。
きっと向こうの校舎にあるんだよね、私の筆箱…。
肩を落としながらカバンを背負い、教室の電気を消して、扉を閉めた。