C校舎の城ヶ崎くん
「君の?」

「た、ぶん」

「なんの絵もないシンプルな緑?ちょっと変な色した緑?」

「へ、変…はい、そうです」






私はごちゃっとしたものは趣味じゃないし、シンプルが一番好きだ。

だから持ち物は全てシンプル。

そして色のことは言わないでほしい。私は良い色だと思って買ったんだけど、桃ちゃんや他の友達からは不評だった。






「まっつん教えてやりなよ」

「えーと、確か…」






思い出してくれているのか、顎に手を当て考えている。



な、なんかその仕草様になってます。



ちょっとエロいです。





「あぁ、そうだ。龍が持ってたな」


< 29 / 187 >

この作品をシェア

pagetop