C校舎の城ヶ崎くん
城ヶ崎 龍くん。
2週間くらい学校を休んでいた男子生徒。
なんでも、窓ガラスを割って自宅謹慎にでもなったんじゃないかって噂。
あくまでも噂なのでそれが本当なのかは皆分からない。
その現場を見た人がいるのかも分からない。
城ヶ崎くんは、この学校の憧れの存在であり、また恐れる対象でもある人。
「どうする?休憩時間見に行く?」
嬉々として歩き出す桃ちゃんに、私もその後ろをついて行く。
セミロングのふわふわな髪が歩く度に揺れている。
羨ましいなぁ…。
「こ、怖いよ。睨まれたらどうするの」
「どうもしないって!」
相変わらずチキンなんだからー、と笑っている桃ちゃん。
チキンにもなるよ!
「それに城ヶ崎くんって6組なんでしょ?ってことは、C校舎…」
「だから大丈夫だって!ね?」
そりゃあ桃ちゃんはスカート丈も短くして、ネイルもして。
どちからというと派手な女子のグループにいそうな見た目だから、C校舎に行ってもなんら違和感はないけど。
私は顔もスタイルもなにもかもが平均って感じだし。
むしろ平均以下かもしれない。
だからC校舎に行ったら完全に浮いてしまう。
2週間くらい学校を休んでいた男子生徒。
なんでも、窓ガラスを割って自宅謹慎にでもなったんじゃないかって噂。
あくまでも噂なのでそれが本当なのかは皆分からない。
その現場を見た人がいるのかも分からない。
城ヶ崎くんは、この学校の憧れの存在であり、また恐れる対象でもある人。
「どうする?休憩時間見に行く?」
嬉々として歩き出す桃ちゃんに、私もその後ろをついて行く。
セミロングのふわふわな髪が歩く度に揺れている。
羨ましいなぁ…。
「こ、怖いよ。睨まれたらどうするの」
「どうもしないって!」
相変わらずチキンなんだからー、と笑っている桃ちゃん。
チキンにもなるよ!
「それに城ヶ崎くんって6組なんでしょ?ってことは、C校舎…」
「だから大丈夫だって!ね?」
そりゃあ桃ちゃんはスカート丈も短くして、ネイルもして。
どちからというと派手な女子のグループにいそうな見た目だから、C校舎に行ってもなんら違和感はないけど。
私は顔もスタイルもなにもかもが平均って感じだし。
むしろ平均以下かもしれない。
だからC校舎に行ったら完全に浮いてしまう。