C校舎の城ヶ崎くん
「あれ……愛ちゃん?」





先程の言葉に、疑問を感じた。


愛ちゃんとはもしかて保健室の先生のこと?


保健室にはあまり来たことがないから分からない。




「そ、愛ちゃん。保健室にいつもいるでしょ」

「あ、やっぱり保健室の先生なのか。って、なんで城ヶ崎くん……」

「ん?」

「なんでここにいるの?」

「は?だからサボりで…」

「そ、そうじゃなくて」






眉間にしわを寄せて、は?と言った城ヶ崎くんの迫力はとてつもなかった。


ちびってしまいそうだった。


耳についているピアスも光り、怖さが倍増している。




「ひぃ!ごごごめん!言い方が悪かったです!!」

「ちょ、やめて。土下座やめて」





勢い良く頭を布団につけ、土下座をする私に若干引きながらも「頭上げて」と許してくださった。


な、なんと優しい!



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