C校舎の城ヶ崎くん
「は?マジかよ」
「龍と何があったの!?」
驚くユッペとまっつん。
そ、そんなに食い入るように見ないでほしい。
「言われてみれば、確かに龍も変だったような…」
「なんだよまっつん、それ」
「5時間目サボった後だったかな…」
ぎくり。
その情報を聞いてまたもや目を泳がせた。
「上の空だったというか…掃除んときもフラっとどこかに行ってたし」
そう言いながら私から視線を外さないまっつん。
ユッペは完全にゲームを放置して、話に集中している。
「さては千代ちゃん…」
「は、はい…」
キラーン、とまっつんの瞳が光る。
髪の毛を掻き上げた後、ビシッと人差し指を私に向けて、高々に言った。
「さては千代ちゃん、龍に告白でもしちゃった感じかなー!?」