C校舎の城ヶ崎くん
コクハク
こくはく
KOKUHAKU
告白!?
「〜〜〜〜〜〜っ!?」
「あ、その反応は図星かなぁ?」
「ちがっ、ちがっ、違います!!!」
今度は椅子を倒す勢いで立ち上がった。
というか、椅子が倒れた。
目の前で立っているまっつんの身長には敵わず、顔を上げる。
「ま、マジかよお前!!龍にコクったわけ?その顔で!?」
「な、その顔でって…!それに告白なんてしてないもん!!」
「マジかよお前!!ふざけんのは顔だけにしとけよ!」
「なっ!!本当に失礼!!だから告白なんてしてないってば!」
「ふんっ、どうせお前も龍のイケてる顔に惚れたんだろ!?」
ど、どうしてそうなるのー!?
わけわかんない!!
まっつんを押しのけて私の前に立ちはだかるオレンジメッシュ。
同じくらいの背丈のせいで、子供の喧嘩にしか見えないだろう。
「その顔で龍の隣を歩けると思ってんのか!?」
「お、思ってないよ!」
自分の顔は、城ヶ崎くんに釣り合うものでないことは百も承知。
そ、それに大体、告白なんてしてないんだから!
隣を歩くもなにもないんだから!
むう、と頬を膨らませてユッペを睨む。
ユッペは鋭い目付きで睨みつける。
お互いの間に、火花が散った。