サッカーバカに恋をした
吹雪side
春河に言われて屋上に来てみると太陽先輩と楓がなにやら真剣に喋っていた
は、入れる雰囲気じゃねえ……
どうしようとドアの前でうろうろしていると
『!!!!』
太陽先輩が楓の頭を撫でてこっちに向かってきた
ば、ばれる!てゆーか今先輩さわったよな!楓にさわったよな!?俺もあんなことできねーのに
そんなことを考えていると太陽先輩が出てきてしまった
太『吹雪?』
吹『あっその、これは』
太『なんでいんの?覗き?』
はぁー?ちげーよ!見たくて見たんじゃねーよ!好きなやつと他の男が一緒にいるとこなんて見たかねーよ!
何てことは言えないけど
吹『違いますよ!先輩こそ何で楓といるんですか?好きじゃないなら楓に必要以上に近づかないで下さい!』
先輩は楓のことどう思ってるんだよ
遊びとか軽い気持ちであんなことしたんなら先輩だろーと許さない
太『何で吹雪にそこまで言われなきゃいけねんだよ?紅葉の彼氏でもないだろ!』
吹『そーですけど先輩だって彼氏じゃないですよね!』
俺が彼氏じゃないなら先輩だってそーじゃないか
太『そんなに言うんだったら彼氏になればいいわけか
なってやるよあいつの彼氏に
絶対渡さねーから』
吹『俺だって渡しませんから!
言っときますけど俺そっち方面はフェアプレーする気はないので』
太『安心しろ俺もだ』
しばらくにらみあってから予鈴がなったので戻ることにした
楓には今あんまりとやかく言うのはまずいと思ったからそっとしておくことにした