私の誠は…
「新撰組は自らの誠を貫き通すと聞きました。それで私も自分の誠に従いたいと思いました。」
「そうですか…貴方はこのあとどうするおつもりで?」
「死にます。」
「「「「「なっ…!!!!」」」」」
「し、死ぬってなんで!?」
「そうだぞ!!君はまだ若いじゃないか!!」
平助や近藤は反対する。
「いや、それは避けられません。あちらに戻れば子孫を残したあと裏切りとして殺されますし、こちらでは正真正銘の敵ですし。」
「ちょっと待って。子孫を残すってどういうこと!?」
「沖田さん?子孫を残すって言ったら男と体を重ねるしかないですよ?」
「「「「「おとこ!?」」」」」
「あ、言っておきますが私、女です。」
「「「「「はあぁぁぁぁ!?」」」」」
あり得ないほどの大声に紫音は顔をしかめた。