私の誠は…
「…失礼な奴等だ。」
「「「「「「…は!?!?」」」」」」
「紫音君…じゃなくて紫音ちゃん…言葉遣いが…」
平助が顔をひきつらせ恐る恐る聞く。
「正体が分かったのならもう隠す必要がないだろう?」
「「「「「「…………。」」」」」」
「いや、そっちの方が男っぽいよ!?」
「沖田さん…何か言いました?」
「いえ、何も…」
紫音はキッと総司を睨むと大きくため息をつく。
「話はおわりだ。殺すのなら早くしろ。そうでなければ私はあちらに帰る。」
まるで思い出されたように室内の空気は重くなった。
「土方君…どうおもう?」
「近藤さん…俺は、こいつを信じねぇ。こちらで殺るほうがいいと思う。」
「……紫音ちゃん。剣術はできる?」
突然、平助が口を開いた。
「????藤堂さん、何なんだ?急に。まぁそれなりに出来るが。」
呆れた様子で答えた紫音に平助は嬉しそうに笑った。