私の誠は…



「その言葉が聞きたかった。よし、紫音ちゃんの入隊を許可する。ただし、男装はすること。」

近藤は優しく笑って言った。

「ありがとうございます。」

「ちょっと待て。」

紫音が頭を下げたとき、土方が割ってはいった。

「近藤さん。本当にいいのかよ?こいつは敵だ。何するか分かんねぇんだぞ」

「僕も反対です。相手は忍び、いつ逃げてもおかしくない。」

「そんなに心配なら沖田さんが私を見張ればいい。」

「ああ、それがいいな。よし、てめぇは総司と相部屋、ついでに一番隊だ。」

「了解。」

< 14 / 58 >

この作品をシェア

pagetop