私の誠は…
「あー確かに…いっそのこと今紹介しようか?」
「…いいのか?」
「おう!!じゃあ、入って。」
平助が扉を開けると、熱気と気合いの入った声が紫音を包んだ。
「みんなー集まれ!!」
それを合図に平隊士たちは整列した。
「藤堂さん、誰っすか?そいつ。」
「今から紹介する。」
平助に背中を軽く叩かれ、紫音は礼をした。
「紫音です。よろしく。」
「詳しいことは今日の夕飯で言われると思うよ」
「「「「はいっ!!!」」」」
紫音はまだ忍が長州についていない頃を思いだし、クスリと笑った。
「平助、ありがと。俺、やること思い出したから。」
「うん、わかった。」
隊士たちに軽く礼をして紫音は稽古場から出た。
向かうは総司の部屋。