私の誠は…
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「…んっ、ここは!?」
見慣れた天井に安堵する。
「目が覚めたか?」
「は、じめ君?あれ?僕何で!?」
訳が分からないという総司に斎藤は事件に巻き込まれたことを告げる。
「…そっか。」
「それと…おいうちをかけるようで悪いが、なにか無くなったりしてないか?」
「え?あ……」
総司の顔が真っ青になっていく。
「脇差し…が、ない」
沖田家に代々伝わる脇差しが消えていた。
「一君、どういうこと!?」
「平助も他の幹部も大事な物が無くなっているらしい。」
総司が立ち上がった時、外が騒がしくなった。
「いきましょう。」
「あぁ。」