私の誠は…


「私の一族はただの忍びではなく、皆、何かしらの力を持っていました。その力を長州が利用しています。」

「は…そんなこと言ってねぇで本当のことを言え。」


「嘘ではありません。では、今からお見せします。」

紫音は再び立ち上がり、回りを見渡して、右手を左手にかざした。

「沖田さん失礼します。」


すると、返したばかりの脇差しが紫音の手のなかにあった。





< 8 / 58 >

この作品をシェア

pagetop