タイトル
「神影くんいますかぁ?」
ノックもなし、
失礼しますの言葉もなしで入った。
どうせ、
神影くんはいない気がしてたし。
理科室にいる先生たちは
あまり生徒に興味なさそうだし。
とにかく
理科室をあとにした。
「…理科室に手伝いしに来たということは、
理科準備室にいるのかな?」
すぐ隣の部屋の準備室の灰色の鉄の…
ドアを開ける。
そろ~と開けた。
この学校で一番歳上の
よぼよぼおじちゃん先生が座ってお茶を飲んでいた。
「おや?」
「あのう~、
神影くんどこに行ったか知りませんか?」
ぶりっ子は
いったん休憩。
「たしかなぁ、
井上先生のところに行く言よったわぁ。」
ピシャッとドアを閉めて、
走った。
…井上先生は
基本、体育倉庫にいる。
私は
体育館へ走った。