タイトル




「…ゴッ!!??」




俺は
口から何かヌルッとしたものを吐き出した。


手で押さえているから
誰にも見えてはいない。






「神たん、どうしたの?」



女子が近づいてきた。







苦しいが
俺は押さえたまま教室を出た。







出たところで
チャラ男とぶつかる。


チャラ男が振り返る前に
また口から漏れた。




俺の手の隙間も
その何かが漏れていた。


チャラ男が
青ざめた。







「…そう、た?」







俺は
チャラ男に寄っ掛かった。


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