タイトル
2年生 あき
‥渡邉 夕夏の衝撃‥
私は病院へ来ていた。
お母さんが亡くなってからは
叔父さんから定期的に
検査を請けるように言われているのだ。
今まで
検査で引っ掛かったことなんてない。
だから
何もこんなに請ける必要はないと思う。
だけど
まぁ心配してくれてるってことだし
黙っている。
今日は
確かガン検診。
私は
待合室で座ることにした。
手続きを終えて
順番を待つ。
暇だから
持ってきた本でも読んでいる。
「…渡邉さん?」