タイトル


「…ユルカちゃんにゆかちゃん?」




教室に着くと
凛くんが出てきた。


私たちは
ぜーぜー言っていた。


みんなの視線が痛かった。




いつもなら近寄るはずのない
神影くん、宗太くんが席を立った。






どうしたの?って
顔をしている。






私たちは持っていた紙を
前へつき出した。







凛くんが紙を取る。







二人が
それを覗く。







「「!!??」」







凛くんは
ユルカの頭をいきなりぐしゃぐしゃした。



宗太くんは
無表情だけど多分驚いている。

多分…。






「あっそうだ!!」




落ち着いた呼吸を確認して
ポケットからもう一枚紙切れをだした。






「私、順位は変わらないけど…
今までで最高得点だった。」







凛くんは
撫でる手を止め、宗太くんの席に行った。


そして戻る。






「宗太も!!!」





おいっと言うように
宗太くんがチョップしていた。






私は凛くんが
持ってきた紙をみた。





…すごい。






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