タイトル
2年生 ふゆ
神影 宗太の本音
『りん、お前
好きなやつとかいんの?』
俺は放課後、
凛の家へ来ていた。
凛はホットココアを出してくれた。
「どしたの、急に?」
俺の前に
座る。
『俺、多分』
そこまで紙に書いて
手が止まった。
「渡邊夕夏が好き?」
驚きはしなかった。
コクりと頷いた。
「付き合いたいの?」
頷きそうになるが
首を振った。
『無理だ。』
凛は
ココアを一口すすった。
「なんで?」
俺は
ペンを走らせた。