タイトル
「私の初恋だったんだと思います。
あの日、
ほんとに傘忘れちゃってて
困っていたんです。
友達も帰ったみたいで…
傘を売っている店もよくわからなくて…。
そしたら
ある男の子が来たんです。
傘がないのかって聞いてきたから
てっきり相合い傘ができると思ったんです。
そしたら
傘買いに走ろうって言ったんです。
二人で雨の中必死で走って…。
コンビニに
滑り込むように入ったら、
雨が…」
「雨がやんでいた。」
俺は彼女の台詞を
とった。