君がいたから
來「先輩…?男か…?」
桜『そうだよ?すごいね!なんでわかったの?』
美.要「「(來人…どんまい…)」」
桜『あ、時間が…それじゃまたね!』
私は急いで自分の教室へと向かった。
その時…美麗と要が優しい顔で…
來人が悲しい顔で私を見送っていたことも知らずに…
ガラッーーーーーーー
桜『はぁ、はぁ、はぁ…先輩… 』
⁇先輩「よっ‼︎」
良かった…先輩怒ってなさそうで…
私、喧嘩は得意な方だけど
ダンスとバスケ以外の運動無理なんだよね…
体力もないし…
⁇先輩「んじゃ帰るか。寄り道するけど平気か?」
桜『あ、はい!』
⁇先輩「んじゃ行くぞ」
2人で歩く帰り道。
夕日に照らされ無言で歩く。
私は先輩の左斜め後ろを歩く。
先輩は男の人。背は高いし足も長い。
だから歩くペースも速い。
そんな事を考えていたら
先輩が立ち止まった。
桜『先輩…?どうしたんですか…?』
⁇先輩「そういえば名前名乗ってなかったな…。俺は佐倉 優真。敬語はやめて欲しいし、優真って呼んで欲しい。」
桜『わ、かりました…!』