君がいたから

…私…何頷いてるんだろ…

でもなんで素で良いって言ったの…?
もしかして…昨日の話…聞かれてた…?

ってことは…
私のこと追いかけて来てくれたのかな…

あは…それは無いか。
海斗から何か聞いたんだよね…きっと…


ちらっと優真を見る。

夕日に照らされた優真の横顔は
少し悲しそうな顔してた。

私じゃ…力になれないかな…

そんな時、今まで硬く閉ざされてた
私の心の扉がドキッ…って…
扉の音が開いた気がした…


懐かしいこの気持ち…。

あの人のあたたかい笑顔が脳裏に浮かぶ。


ぎゅっ…

桜『っ…⁈』

優「今は…たくさん泣け…」


私…泣いてるんだ…
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