天使の戯言
殺戮天使
『こちら、例の少年が保護された現場です。
今月に入り既に四件目となるこの事件―――』



神妙な顔で事件を報道するアナウンサーの言葉を遮るようにテレビを消す。



「行ってきます」


いつものように誰もいない玄関に挨拶し、私は学校へと向かった。

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