もう一度、最初から
だけど、思いの外、傷は深くて。

あたしは、空っぽになっていた。



秋の気配を感じる風に泣きそうになったり

布団から出ることがとても億劫だったり

何も食べたくないと思ったりしていた。



あたしはやっぱり、強くない。


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