もう一度、最初から
「どーしたの?!朱里ーーーっ!」

先にお店に入っていた那奈と顔を合わせるなり叫ばれた。

薄暗い店内でも、すぐにばれたようで

「……げっそげそじゃん……」

ふんわりワンピ、意味なし。

「そーおー???」

「今日は奢るから、食べな食べな!!コンビニバイト辞めてまだ何日?そんなにゲソるもんなのー!?」

あぁ。
ここんとこ、死にかけていたのが嘘みたい。

友達ってのは、やっぱり、いい。


那奈の地元ネタは前回よりも豊富で。

気がついたらあたしは爆笑しながら、お酒を沢山飲んで、おつまみやご飯も沢山、口にすることができていた。
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