もう一度、最初から
山口君、と呼ばれた男子はやたらとエノキをリスペクトしているらしく、まだまだ話し足りない感じだったけど、呼び出し音が鳴り、レジへと戻って行った。


例え、エリートコースでも。
そしてあたしが、エリートタイプを狙っているとしても。


…断じて、エノキは、ない!!!


よし、帰ろう。

お金持ちのイケメンと出会えそうな職場を探しに行かなくては。

「じゃ、あたし、他探すから、エノキも頑張ってね」

そそくさと席を立とうとした時…
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