もう一度、最初から
*その5*
「…ヤバい」
あたしは結構な窮地に立たされていた。
9時からのシフトで、8時50分にコンビニに到着。
着てきたTシャツの上に、ユニフォームを羽織ながら、朝勤のバイトさんから伝達事項を確認する。
6時から9時までの勤務を担当している、吉田さんと仲良しの桑原さんと島さんという主婦の方達。
「吉田ちゃん、遅くない?」
「ほーんとー、下手したら8時半とかに来てしゃべってんだからあの人」
「遅くなるなんて珍しいよねぇ」
…時間が経ち、9時になってしまう。
「吉田ちゃん、来るまであたしら残ってようか…?」
たまに、そうやってシフトがずれ込むこともあるらしい。
でも、二人とも主婦で、急いで帰っていくのをあたし、知ってるし…。
つい、
あたしは結構な窮地に立たされていた。
9時からのシフトで、8時50分にコンビニに到着。
着てきたTシャツの上に、ユニフォームを羽織ながら、朝勤のバイトさんから伝達事項を確認する。
6時から9時までの勤務を担当している、吉田さんと仲良しの桑原さんと島さんという主婦の方達。
「吉田ちゃん、遅くない?」
「ほーんとー、下手したら8時半とかに来てしゃべってんだからあの人」
「遅くなるなんて珍しいよねぇ」
…時間が経ち、9時になってしまう。
「吉田ちゃん、来るまであたしら残ってようか…?」
たまに、そうやってシフトがずれ込むこともあるらしい。
でも、二人とも主婦で、急いで帰っていくのをあたし、知ってるし…。
つい、