もう一度、最初から
「…朱里さん、怖かったよね?ごめんね…」
なんでエノキが、泣いてんの。
エノキ、助けてくれたじゃない……
おかしい。
おかしいって。
この感じ…
これじゃまるで、あたし、エノキのこと好きみたいじゃない。
「歩けそう?今から病院連れていくから」
「いや、あたし今日シフト…」
「何言ってんの?!一応、見てもらおう、お医者さんに」
「どこも痛くな…」
「どこか痛いか吉田さんに聞かれて『頭と腰が痛いけど全然大丈夫です』ってうわ言言ってた人が、何言ってんの」
…あー。
言ってましたか、あたし。
にしても。エノキ、怒ってる……。
なんでエノキが、泣いてんの。
エノキ、助けてくれたじゃない……
おかしい。
おかしいって。
この感じ…
これじゃまるで、あたし、エノキのこと好きみたいじゃない。
「歩けそう?今から病院連れていくから」
「いや、あたし今日シフト…」
「何言ってんの?!一応、見てもらおう、お医者さんに」
「どこも痛くな…」
「どこか痛いか吉田さんに聞かれて『頭と腰が痛いけど全然大丈夫です』ってうわ言言ってた人が、何言ってんの」
…あー。
言ってましたか、あたし。
にしても。エノキ、怒ってる……。