もう一度、最初から
「お茶、お待たせ!!」

吉田さんが戻ってくる。

「山口君がさー、麦茶の在庫が薄いから買うなら烏龍茶にしてくれとか、最低な事言うのよ、こんな時に!!」

おお。

いつもの感じに、戻っていてちょっと安心する。

「吉田さん、僕、朱里さんを病院に連れていきますから」

「そうですよね!よろしくお願いします」

「お店は、千波ちゃんも山口君も大丈夫だっていうから、このままお願いしますね」

「わかりました!あ、はい朱里ちゃん、これ」


吉田さんが、今買った烏龍茶をくれる。


いい人達だなぁ。


そして、エノキは泣いたり怒ったり指示を出したり、大変ね。

なんて、ぼんやり考えてみた。
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