不器用男子の告白の仕方。
「…よっ!ブー子!」
「ゲッ、五十嵐…!」
最悪だ。
教室の前で、バスケ部軍団と出くわしてしまった。
どうやら朝練が早く終わったらしい。
「ゲッてなんだよ」
さっきまで楽しそうに話していたのに、わざわざバスケ部軍団と別れてあたしの所にやって来る五十嵐。
「別に…」
…やばい。
なんか
五十嵐の顔が見れない。
(もしかして、って思っちゃう…
そんなわけないのに)
ひよりのバカー!!