あたしの存在価値。

高校2年の夏休み。

ユースケの
実家は自営で
夏休み中は手伝っていた。

そんなある日
初めてユースケの
自宅に行った。

お昼ご飯を食べたあと
ユースケはベッドに
横になって

「隣に来いよ」

と手招きされた。

あたしは体を
求められる覚悟でいた。

だけどユースケは

「美桜が納得できるまで
俺は大丈夫だから。」

そう言ってくれて
腕枕をしてくれた。

温もりを感じて
幸せだった…

その日の夜までは。






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