あたしの存在価値。

それから当分
彼氏は作らずにいた。

まだ穢れを知らなかった
あたしは純粋で傷付いていた。

半年ほどして
人数合わせに呼ばれた
コンパでユウスケと
知り合った。

他校の3年生で
あたしは2年生に
なっていた。

ユウスケと付き合う
ことになり毎日連絡が
あった。

当時はポケベルで
連絡を取るのが主流だった。

数字式のタイプで
114106愛してる
とかのメッセージをくれた。

ユウスケと付き合うことで
あたしは世界観が変わった。

単車を持っていて
会いたいと言えば来てくれた。

ニケって遠出もした。

だけど体を許すことが
できなかった。

また振られるのが怖かった。
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