もう一度
「「え??」」
あたしと亜琉愛は声をあわせた。
周りにいたのはクラスでちょっと派手な子達。ミカちゃんを中心とした三人グループの子達だ。
「ねぇ、涙ちゃん高瀬先輩と知り合いなの!?」
「知り合い...ではないのかな?」
あたしはよくわからなくて曖昧に答えた。すると三人の目はキラキラなった。
「何それー!?知り合いよりも深い関係ってこと?」
楽しそうなミカちゃん達の声が教室に響く。
「いや、どちらかというとあまり関係ないよ」
あたしがそう答えるとなんだぁーと言って興味をなくしたようで!教室から出て行った。