もう一度
体育祭
「今日のホームルームってなにするの⁇」
あたしが亜琉愛に聞くと、うーんとうなった。
「体育祭のやつじゃない⁇」
「あ、そうかも‼︎」
あたしたちは席について先生が来るまで、しゃべってた。
「今日のホームルームは来月の体育祭の種目決めをします。」
あたしはちらっと亜琉愛を見る。すると亜琉愛もこっちを見て、ほらねとドヤ顔をした。
女子の種目は、二人三脚、50m走、100m走、フットサル、ハードル、リレーだった。
運動が得意なあたしは二人三脚とフットサル、リレーに出ることになった。ちなみに二人三脚は亜琉愛とペア!
「あたしたちがペアなら1年で絶対1位だよね!」
亜琉愛が黒板を見ながら言った。別に足が速いとかじゃなくて、仲の良さを言ってるのだ。
「息ぴったりだもんねー!絶対負けないし。」
あたしと亜琉愛はくすくす笑いあった。