光る宝石
「ハールっ!!!朝から人気者ねぇ♪」

「ミオ…ぜんっぜん嬉しくねーよ!!!」


コイツは松田ミオ。

あたしの幼なじみ。


「お前男にしか見えねーもん
しょうがねぇーよ。」

「陸ーー!!!」


コイツは矢吹陸也。

この学校で人気がある双子の片割れ。



「陸くんおはよー」


ミオがにこっと笑いながら言った。

いやー、もうめっちゃ美人(笑)

ミオは陸が好きらしい。


「あぁ…」


陸は目をそらしながら言った。

照れてんのか?とも思ったけど、そういうわけでもなさそう。


「陸くん!!優くんは??
今日は一緒じゃないの??」


優とは、陸の双子の兄貴。

…まぁ、兄貴には見えないけど。

どちらかと言えば、陸の方が兄貴っぽい。

まぁ陸は自己中だけどな。


「今チャリ置きに行ってる。」


相変わらず陸は素っ気なかった。
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