光る宝石

「んじゃー俺も帰るか。
またな、優、ハルくん。」


陸はわざとらしくハルくんのくんを強調して言った。


「陸ーーー!!!!!」

「ハルちゃんは女の子だよ…
可哀想だよ!!」

「そうだそうだ!!
あたしの何処が男に見えんだよ!!」


あたしは陸に殴りかかった

…があっさりと避けられた。


「野蛮だな。
すぐ熱くなる男はモテないぞー。」


陸は鼻で笑いながら教室を出ていった。


「悔しぃぃぃい!!!」


あたしは学校中に響き渡るような大声で叫んだ。

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