光る宝石
「ハルくんっ!!おはよぉ~」
「あぁ。おはよ。」
コイツは中村咲。
クラスで一番ケバい女だ。
「優くんもおはよぉ~。
二人とも、朝からラブラブだねぇ~」
咲はニヤニヤしながら言った。
「ち…ちげーよ!!
優の世界の中心は陸なんだから!!」
「うんうん。」
そう。
優は極度のブラコン。
陸もブラコンで両想い(笑)
「そっかぁー…
ハルくんにもやっと春が来たのかと思ったのにざんね~ん……」
咲はあたしを男扱いしてるのか、女扱いしてるのかわからない。
でもすげーいいやつ!!
「ハルちゃんは名前通り春が来てるんだよ~!!
ていうか、一年中春??」
「優!!なんかあたしが一年中盛ってるみたいじゃねーか!!」
「…え??違うの??」
優はとぼけたように言った。
「生意気なこと言うのはこの口かぁ??」
あたしはそう言いながら優のほっぺをうにゅーっとつねってやった。
「ハルくんやっぱ春だべ♪」
咲は小さい声で嬉しそうに良いながら自分の席に帰っていった。