HAPPY DROPS
―もしかして?!―
『ってぇなぁ…』
「!!!」
予想外だった。
謎めいた女の子は、目はお人形で―
唇がプルプル光ってて―
髪の毛はサラサラなびいてて―
とてもじゃないけど、〈喧嘩〉とか〈いじめ〉のある世界を知らない子に見えて…
でも、その女の子はいじめっ子に勝っていた。
しかも…
見た目とはかけ離れた技で…
『…ってー。普通、グーで女が女の腹殴るかよ…』
『くだらないんだよ。とっとと失せな!』